このたび『漂着(kitchen)』に出演予定のネコ ザ ゴーストさんがご自身の健康上の理由により出演を取りやめることになりました。それにともない西村貴治さんが代役を務めます。この変更で予約のキャンセルやチケット代金の返金をされる場合は以下までご連絡ください。
連絡先 hello@mogamos.link/05037099538
2022.6.9追記
Introduction
はじめに
海に立つアパートの
三つの部屋から
家賃にお金をかけるのがバカらしくてもうちょっと安くを繰り返していたらここに落ち着いた。町の中心からはすっかり離れた昭和のアパート。わたしが朽ちるのが先かこの建物かってくらいの。「海が一望ですよ」ってキッチンの小さな窓から見えるだけ。それでも夕陽の光が海の水面にキラキラしてるのは悪くない。
他の部屋の人とは面識もないし興味もないけれど(大家が人懐っこい)、時々聞こえる生活の音はそこに誰かが生きていることを確かめさせる。
そう、小さな部屋でみんな今日もなんだかんだと生きている。
下鴨車窓初めての群像劇
「漂着」という名の付いた作品を田辺や下鴨車窓はこれまでにも発表しています。航海者が遭難の危機に際して海に投げ入れた投壜通信は、どこかの海辺に漂着して誰かに読まれるときその者に宛てた手紙になる……。ある詩人が書いたエッセイでは詩がそのような投壜通信に例えられたのですが、田辺は演劇作品も同じように考えられないかと「漂着」という作品を通じて思索しています。今回はその五作目です。

下鴨車窓『漂着(edge)』(2019,京都)
物語の舞台は、小さな町の海辺に建つ古アパートです。とある夫婦が住む部屋、同じ階の部屋ではバイト仲間の飲み会が開かれ、また別の部屋に住む男は妻を亡くします。どこからか漂ってたどり着き、あるいはどこかへ去って行く人や思いを描きつつ、先の見通せない世界を生きる微かな手触りを探します。
下鴨車窓 しもがもしゃそう
京都を拠点に現代演劇の創作・公演をする劇団。2004年に結成、劇作家・演出家の田辺剛が代表。当初は作品ごとに出演者やスタッフを募りチームを作っていたが2020年4月に劇団化。ほぼ全ての作品が各地でツアー上演される。2015年には香港とマカオの海外公演も果たした。また戯曲を執筆する講座も開催している。
[脚本・演出]
田辺剛 たなべつよし
劇作家・演出家。京都市在住。2005年に『その赤い点は血だ』で第11回劇作家協会新人戯曲賞を、2007年に『旅行者』で第14回OMS戯曲賞佳作を受賞する。2006年秋より文化庁新進芸術家海外留学制度で韓国・ソウル市に一年間滞在し劇作家として研修する。また児童向け作品『きみがしらないひみつの3人』が令和元年度社会保障審議会児童福祉文化財の推薦作品に選出。
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最新ニュース
Cast+Staff
チーム
出演
大熊ねこ
坂井初音
西村貴治
上条拳斗
西澤翼
藤島えり子
にさわまほ
越賀はなこ
加藤彩
福西健一朗
田宮ヨシノリ
池山説郎
森川稔
辻智之
二宮千明
尾國裕子
神谷牡丹
イルギ
岡田菜見
スタッフ
[脚本・演出]田辺剛
[舞台監督]下野優希
[舞台美術]川上明子
[照明]渡辺佳奈
[音響]森永恭代
[イラスト]岡林真由子
[演出助手]橘佳輝
[当日運営]葛川友理
その他
[主催・企画制作]下鴨車窓/mogamos合同会社
[提携]THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
[協力]遊劇体/ライターズ・カンパニー/安住の地/合同会社舞台裏/劇的☆爽怪人間
※京都芸術センター制作支援事業
※京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業
Date & Place etc.
日程と会場など
日程と予約
※上演時間はおよそ1時間45分(休憩無し)
会場
THEATRE E9 KYOTO
京都府京都市南区東九条南河原町9-1
電話:075-661-2515(10:00~18:00)
料金
一般=3,000円
ペアチケット=5,000円
ユース(25歳以下)=2,000円
※当サイトから予約し事前購入で各料金1割引になります
※ペアチケットは、入場券を二枚一組で販売します
※ユースの方には年齢を確認できる証明書のご提示が必要です
※当日券は残席数に応じて販売いたします。ご入場は開演直前となります
Covid-19
新型コロナウイルス感染症について
下鴨車窓は新型コロナウイルス感染症の状況をつねに注視しています。当公演も劇場の定めるガイドラインに則り開催しますが今後の状況により公演を延期・中止する場合がございますのでご了承ください。詳しくは下鴨車窓にお問い合わせください。またご来場の際にはマスクをご着用していただき、また発熱等体調不良のときのご来場はお見合わせください。