京都を拠点に活動する劇団「下鴨車窓」は演劇作品『透明な山羊』を2021年8月に京都と松山で、10月に津で上演いたします。下鴨車窓としては二年ぶりとなる、田辺剛による新作書き下ろし作品で三つ目のレパートリー作品として以降数年にわたり全国を巡演します。
 主を失ったある山小屋に人々が集まってきます。亡くなった主にさまざまな因縁を持つ人々です。空っぽになった場所が残るだけで、もうそのしがらみから解放されたはずなのにまとわりつくような何かが彼らを留めます。家族から国家までさまざまな場所にいる「父」や「父的な何か」を切り口にわたしたちが生きる今を描きます。〈上演時間=およそ90分〉


[脚本・演出]田辺剛[舞台監督]長峯巧弥(京都公演)[舞台美術]川上明子[照明]河口琢磨[音響アドバイザー]森永恭代[当日運営]葛川友理(京都公演)[主催]下鴨車窓[企画制作]mogamos

[助成]芸術文化振興基金(京都+松山公演)/文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業(津公演)


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朝になったからって
幽霊は消えてなくなる
わけじゃない

 
 逆にどうなんだろうと彼女は考えた。突然じゃない知らせってあるものなのか。いつだって誰かに不意に告げられる、それが「知らせ」だ。中身によるところはある確かに。知らされた中身にわたしが拒否反応を示すとき、その知らせを受け取りたくないというときに「そんなこと突然に言われても」とつい口にしてしまう。嫌だったのだ。その知らせを受け取りたくなかったのだ。けれども知らせは受け取ることを拒めない。知ってしまえばもうどうしようもない。
 高速を下りて国道を走る。ここからはほとんど一本道。ずっと後ろについていた車もいつのまにかどこかへ行ってしまった。彼女はバックミラーを少し直してアクセルを踏み込む。まっすぐ行けばあそこに着く。目の前に広がる山の奥。わたしを待つ人はいなくなってしまった。その人がいた場所だけがある。空っぽの、記憶だけの、曇天の。

出演者

京都府出身。ニットキャップシアター所属。 30代を家業に費やし気づけば 40代。オーディションをきっかけに6年程前より京都を中心に芝居をはじめる。主な出演作に、ニットキャップシアター『カレーと村民』 (2021)、下鴨車窓『純粋パレス』 (2018)、『散乱マリン』 (2020)HMP『ホモハラル』 (2021)
同志社大学文学部卒。在学中は自主映画や MVを中心に多くの映像作品に出演。 2013年に参加したビギナーズユニット #20にて初舞台を経験。以降、京都を拠点に舞台・映像問わずフリーで活動を続け、 2019年より劇団ブルーエゴナク、株式会社リコモーションに所属。主な出演作品に、ブルーエゴナク『ザンザカと遊行』 (2020年,豊岡演劇祭フリンジプログラム )、下鴨車窓『微熱ガーデン』 (20182020年,全国ツアー公演 )など。
1988年生まれ。島根県出身。立命館大学入学と同時に劇団西一風に入団、演劇活動を始める。 2011年、合田団地とともに努力クラブを結成、以降すべての本公演に出演。下鴨車窓への出演は『漂着(edge) <ROUTE1>』(2019)以来2度目になる。その他の出演作に、点々の階『点転』(2021大阪・埼玉)、和田ながら『本当に大事なことはあなたの目の前ではおこらない』(2020京都)、山下残振付・演出作品『Invitation』(2020京都)、居留守『鳥を吐き出す。』(2020京都)、村川拓也演出作品『Fools speak while wise men listen』(2017京都・東京)など。
1997年生まれ。下鴨車窓所属。高校卒業後、大阪文化服装学院に進学したが、役者になりたいという思いが抑えきれず退学。 2017年より、演劇講座 fullsizeで演劇活動を開始 (20172020年まで )2018年にはビギナーズユニット #25に参加。 20204月、下鴨車窓の劇団化とともに所属。主な出演作に、トリコ・ A『ここからは遠い国』 (2019年、演出:山口茜 )、下鴨車窓『散乱マリン』 (2020年、演出:田辺剛 )、キノ G-7『恋愛日記 '86春』 (2021年、演出:竹内銃一郎 )

田辺剛[脚本・演出]

劇作家・演出家。2005年に『その赤い点は血だ』で第11回劇作家協会新人戯曲賞、2007年に『旅行者』で第14回OMS戯曲賞佳作を受賞。2006年には文化庁新進芸術家海外留学制度で韓国・ソウル市に一年間滞在し劇作家として研修する。また児童向け作品『きみがしらないひみつの3人』が令和元年度社会保障審議会児童福祉文化財の推薦作品に選出。
 

 



新型コロナウイルス感染症について

 下鴨車窓は新型コロナウイルス感染症の状況をつねに注視しています。京都・松山公演ともに劇場の定めるガイドラインに則り開催します(感染症対策についてはご来場前に会館ホームページをご確認ください)。両公演とも今後の社会情勢により公演を延期・中止する場合がございますのでご了承ください。詳しくは下鴨車窓にお問い合わせください。

京都公演

《日時》
2021年8月
7日(土)18:00☆
8日(日)13:00,18:00★
9日(祝月)13:00

 

☆★トークイベントを開催します
☆ゲスト:山口浩章(演出家/このしたやみ)
★ゲスト:ピンク地底人3号(劇作家・演出家/ももちの世界)

※受付と開場はそれぞれ開演の40分前と30分前からです

《料金》

一般=2,500円/ペアチケット=4,300円
ユース(25歳以下)=1,800円

※ペアチケットは、入場券を二枚一組で販売します。日時指定が別途必要です
※ユース(25歳以下)の方の割引には年齢を確認できる証明書のご提示が必要です
※当日券は残席数に応じて販売いたします。ご入場は開演直前のご案内となります

《チケット予約

こちら LinkIcon で承ります。

※開演の2時間前まで受け付けます
※当日精算(現金,PayPay)と前払い(銀行振込,クレジットカード)が選べます
《会場》

THEATRE E9 KYOTO LinkIcon

  • JR 京都駅 八条口から徒歩約14分
  • 東福寺駅から徒歩約7分
  • 京都市営地下鉄 九条駅から徒歩約11分
  • 京都市バス16、84系統「河原町東寺道」より徒歩約3分
  • 京都市バス 16,202,207,208,84,88系統「九条河原町」より徒歩約6分

 
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください


[主催]下鴨車窓
[提携]THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
[助成]芸術文化振興基金

松山公演

《日時》
2021年 8月
21日(土)18:00
22日(日)13:00
※受付と開場はそれぞれ開演の75分前と45分前からです
終演後のトークイベントを企画中です。決まり次第お知らせします

《料金》

一般=2,500円/ペアチケット=4,300円
ユース(25歳以下)=1,800円

※ペアチケットは、入場券を二枚一組で販売します。日時指定が別途必要です
※ユース(25歳以下)の方の割引には年齢を確認できる証明書のご提示が必要です
※当日券は残席数に応じて販売いたします。ご入場は開演直前のご案内となります

《チケット予約

こちら LinkIcon で承ります。

《会場》

シアターねこ LinkIcon

伊予鉄道市内電車 大街道駅より徒歩5分
赤十字病院駅より徒歩5分

 


[主催]下鴨車窓
[共催]NPO法人シアターネットワークえひめ、シアターねこ
[助成]芸術文化振興基金

津公演

《日時》
2021年10月
16日(土)
17日(日)
※受付と開場はそれぞれ開演の40分前と30分前からです
《料金》

一般=2,500円/ペアチケット=4,300円/ユース(25歳以下)=1,800円

※ペアチケットは、入場券を二枚一組で販売します。日時指定が別途必要です
※ユース(25歳以下)の方の割引には年齢を確認できる証明書のご提示が必要です
※当日券は残席数に応じて販売いたします。ご入場は開演直前のご案内となります
※支払方法は、現金、銀行振込(前払い)、クレジットカード(前払い)のいずれかです。チケット予約をいただくとご案内のメールを差し上げます

《チケット予約

※まもなく受付開始
※開演の2時間前まで受け付けます


[共催]特定非営利活動法人パフォーミングアーツネットワークみえ、津あけぼの座

《会場》

津あけぼの座 LinkIcon
・電車でお越しの方 近鉄名古屋線江戸橋駅下車徒歩3分。
・バスでお越しの方 三重交通「上浜町」バス停より徒歩5分。
 
※駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください